チセ ア カラ (家を作る)


アイヌ民族は、冬(マタ)の家(チセ)と
夏(サク)の家があります。
冬の家は、夏の家で採集した干物や
魚類の燻製や獣肉などの貯蔵を持ち
冬の家に行きます。男の人達は春から
夏遅くまでは、ク チセセ(仮小屋)を持
ち生活と、貯蔵をします。
 春から〜秋まで女の人達は、子育て
外に山菜の保存に、専念します。
もちろん小さい頃から子供も連れだっ
て山に行きます。山菜は、少なくとも33
種類以上、保存と長期保存は干すのと
塩漬が長持ちする。
 男の人は、冬(マタ)は狩猟生活をす
る。女の人は夏のハタ織、針仕事をする。
    
チセを造るのには、支柱は、皮をむい
て土に埋る部分を焼いて、腐るのをふせ
ぐのと、蟻の虫食い防止にもなる為です。
木を組むのもデコボコ組み合わせた所
を、湯につけてやわらかくなったものを太
いものは、何日間もつけこんでおく、
柔らかなうちに結ぶと、乾くとビクッともし
ない釘も入らない強さで固まってしまる!
 サクマ(横木)は、固木の3〜4cm位の
もの、出来れば、鎌で生のうちむくと良い。
何故かと言うと、皮がついていると、その
皮の内側の虫を食う為に、虫は皮を穴あ
けて、木を腐らせるので出来るだけ皮をむ
くのが良い。
 蟻喰いは、チセの寿命を縮める。
 屋根は組んでから棟上げするが屋根で
組んで段ぶきで組んでゆく事も出来る。
*昔は、コタンの人が集結して棟上げ出
来たが・・・今は、その時代の文化をつぐ
人も少なく、組んでから段ぶきが良いでし
ょう。


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