日高新聞117号

 

山道職業訓練校(アシリレラ)北海道自然保護連合

アイヌ文化と歴史の会 沙流川を守る会 


 

<アイヌの先住権>



 先住権を認めたと言うだけで森(山)は、自由に出入り出来、又は、土地を(給与地)は、返還する。とかその土地に関しても税金は取らない事!
 アイヌの民族が先住民族なら、税金を払うのが変だし、「アイヌ新法」の、アイヌ民族の文化や伝承とは言え、一般のアイヌ民族の生活にゆきわたる福祉の形ではないし、たとえ、推進機構の金を頂いている人が居たとて、それも又、収入として税金をアイヌも又、払っていれば同じ事である。
 平等に成り立つには、大地を返してくれるのが一番良い事ですが・・・それもせっかく殺戮をして、収奪したものだから・・・アイヌ民族に返すのは、イヤなんだから、税なしの「アイヌ民族年金」を与えるとか、税の収奪をやめるとかじゃないのは、平等かつ公平ではないと、思いませんか!奪ったものは、少しでも返した方が仲よく、共存が出来、それも謝罪です。


 

 

(アイヌ語教室)



アイヌ語         和語         アイヌ語        和訳

アプカシ、エイカプ  歩く事が出来ぬ   アプカシ         歩く  

ルヤンペ        嵐(ぼうふう)     イパウレ         争う

セヤパル        あやまる        フラエ          洗う

ウ、ウェシンナイ   種々 いろいろ    ウンマ          馬

シノッチャキ      唄           ヤイコプンテク     うれしい

シノッチャ       遊び          ケセアムパ       追いかける。



<本、CD案内デ〜ス>



アイヌの目で見た日本の歴史
日本歴史研究所 tel 0123−24−4021 中本俊二 ¥1,300円 千歳市富丘3−16

水は答えを知っている。(結晶が奏でる癒しと祈りのメロディ
(江本勝)サンマーク出版 定価¥1,600円+税

軌めく人々アイヌ 新泉社 ¥1,800円+税54円 1854円 堀内光一著

ラビラビ 声のひびく 太鼓と唄 ¥1,800円

イラマンテクル (シサム イタック) ピリカモシリ、プロジェクト
 ReRa (レラ) \2,000円

CD 聖なる音となりなさい (マザー、テレサの生き方)\800円+税 ドン、ボスコ社


 

 

ナバホ、アリゾナ


ともかく日射しがきつい。砂が風が吹く度に舞い上がるイーグル族とコンドル族と又竜神を持つ族との、ダンスは、たのしいがだがこの日は、風や竜巻を見たが・・・荒れていた。神(カムイ)に叱られたかな。砂漠なので〜砂嵐で、目も砂が入るので・・・みんながあやしい程に顔もショールでかくし、サングラスをしたりでゲリラなみである。そんななかでも慣れているのか。ダンスをしてくれたり、メッセイジーをしてくれた。このイベントでは、ホピーの地の訪問は出来なかったけれど、ホピー族から数名参加してくれて、メッセイジーを語り、話が上手でした。一緒に行った仲間も、時間が・・・きまっていないネイティブの人達には、少し慣れてきた様です。何が起きても、何も動じない様だ。ハプニングは熊本の友人がショッピングの店で、財布を忘れてきた事らしい!次の日日本の通訳の女性に頼んだが分らないと言われたと言う!彼女は、店なのか、取られたのかも分らんようだが・・行った札幌の友人はお金を出してくれて、何んとか、私もギフトも出来て、エエカッコを出来て、さよならしては来たが、これも行った人達のおかげ。《又、書く事があるかも》


 

 

アイヌの伝え タカダ、エカシ オリタ、フチ


アイヌの人はなぁー、文字がなくてもなぁー根気慣れをして、イナウ削りを覚えないとなぁーケガをするし夢中になって覚えた。何故忘れないかと言うと、体でな、体験をして、身に付けるからだ 自分のハボは三代四代先の父方〜母方の名前を話すんだ・・・驚いたなー自分なんて、毎日(アイヌ語)を話すから耳で覚えたものだ!!
 私は聞きながら、そう言えば・・・全盲の黒川伝造エカシも耳で声と音で判断したと、言ってたなあーと思った。
 午後に織田フチの所に寄った。私の友人弘美ちゃんが私のおばさんなんだと言ってたので・・訪問した。(学者さんがよく来るって言ってた。)フチから、トマ織と草木の繊維の話を聞きに行ったのだがフチもやはり記憶の事を話した。アイヌ民族は文字は無いが、カエカ(縒り糸)をしていたので、土地を貸しても、取引をしても、壁に木に結び、回数を数えるのに、シネップ(1)、ひとつ結ぶんだ!エカシ達は木に傷をつけて、回数をきざんでいた。それでも分っていながら、だまされたけどねえと 話してくれた。



最近、新聞などでも良く取り上げられ、アイヌ民族が見直され始めているのではないのでしょうか?

アイヌの方達は何が言いたいのでしょう。

僕がアイヌの方と接して、見聞きして来た限りでは、多数の文化や伝統の美しさと素晴らしさの前には必ず、日本人(和人)への過去に対する恨みや、つらい過去があります。

どうすれば、私達は良いでしょうか。(シサムが増えると良い)

きっとアイヌ民族の事で悩んでいる方達は、私達日本人としての何かしらの行動をいつまでも待っているのではないのでしょうか。

北海道に住むアイヌ民族は、私達日本人(和人)が侵略してこの土地を奪う前までは、食べ物も山や海の幸で困らず、人間としての美徳や道徳をとても重んじていたので、一人一人がお互いに尊重されていた社会があったことで人生に迷う事の少ないとても心の気持ち良い生活だったそうです。



それが私達日本人の先祖に壊され始めたのが1868年位からだったと聞きました。だんだんと自分の為に有利な方向に話を着けていったり、騙したり、果てには脅したり殺したりしてこの北海道は今日本の土地になっています。

今の私達にはアイヌ民族の方の生活を奪ってきた罪は無いでしょうか?

僕には罪の意識があります。日本人がアイヌ民族への罪が無いという事は、アイヌ民族の方には通用しないと思います。散惨にイジメられて、貧しい生活をさせられて来た事が、どうすれば許せるでしょうか。

それをやって来た私達日本人以外の人には許す事が出来ない事だと思います。

どうか皆さん自分の罪を知ってアイヌ民族の方の苦しみを感じられたら、きっと今よりもずっと、心の住みやすい社会を創っていけると思います。

それが今、私達皆でできる事のひとつです。

今後の課題として、土葬や国有林を自由に利用できる権利を政府に求める事も挙げられます。

実際的にまだアイヌ民族の昔よりの伝統や自慢を認められて、理解や謝罪が出来ているとは言えません。

               斉藤 雅博(和人《アイヌ名 ハリケン 【樹皮の神】》)


 

 

鳥や魚と動物の皮の衣  アシリレラ



北海道でも(チェップ ウル)鮭皮衣のものは、鵡川町汐見で作られていますが又鱒の皮の(ヘモイカヤ)背の文様(セトルノカ)は、(チジリ)が日高地方面で多く製作されたと言う!(サランペ、アミップ)は絹の布がオムシャ(交易)により入手した時、手ざわりが良く、使ったものが残った。細い布を折り曲げるように文様を入れる(イヨイミ)は、白老のきれいにガク〜と伏せる所からきたのでしょう。
黒布を伏布する事を(クンネ、チカラカラペ)と言い!やはり丈夫にする為だそうです。それにしても飾りのようで、高級に見えて、私は大変良い事だと思いました。

(ウル)皮の獣皮衣は、何千年もの歴史を持ち続け、私の子供の頃も、兔の皮を腰あて、木を切る時に腰と尻に当たる様にしてあり、その尻当てで、木を切ったのを覚えてる。よくサケ(チェップケリ)や50年前であっても、犬に片方持ってゆかれ出掛ける事が出来なかったと言う、苦笑談も有、だが狩には、アイヌ犬なしでは有り得ないと言う程、勇敢であったと言う!人の前に歩く犬が良いとか、他の動物や熊が出ると、人間の後ろに行く犬は駄目らしい!
猟をする時は、アイヌ犬(元オオカミ)の血を引くと言われてるこの犬も少なくなりました。大切に!!



アチシ衣と麻衣 アシリレラ



樺太では、麻衣を重んじて、織っていたと言う。
東北の博物館のカラムシのハタ織は、本当にキメ細かくきれいと、感動した。明治の頃真で麻織衣を織っていたと聞く!見たかったなあーと思う。その衣は(テタラペ)と呼ぶ!アッシ織は沙流地方のものでアットッシ衣で有名です。(この伝承をつづったフチは旭川の貝沢ハギ氏でした。)
明治初期以前から、虻田地方から仕事に必要部分に、余り布を張り、山菜やたきぎ背負う(ニシケ)の部分に、すそ、そで、前の部分でこすれてやぶれやすい部分に、張りつけて、丈夫にして、衣類を大切にしたと言う。それらの呼び名は(ルウンペ)と呼んだそうです。(チ、カラ カラペ)切伏衣は、旭川〜白老と名を上げた。日高地方にも道南よりも、(カパリ、ミップ)切布衣が作られたと言う。アッシ織の伝統も旭川地方のアイヌの人々、〜沙流へと伝承され、沙流地方でとどまったと言う!最も重要とされたのは(チジリ)は、沙流地方の伝統的なものと評価された。又、静内〜浦河では、イラクサ(ハイ)でのハタ織は浦河でのもので全道にもあったものですが・・・伝統が残したのは、遠山サキさんの展示も有名なひとつとして残されました。エライ!!私もイラクサをしてますが大変です。(一枚の着物を織るのに)3〜4年かかります。
厚司(アツシ)の切伏は(アフルシ)と言います。


 

 

ダムは、今、凍結はしたが



平取ダムは、今、民主の経済縮小のマニフェストで凍結はしましたが・・・ダムを造って下さい!!の平取町長が申請、道、知事も視察をしたとか。あの洪水(水)の恐ろしさを見ていない、知事や町長に分るのですか?
平取町の経済が助かり、仕事が無い!!それも分ります。
でも、今、過疎化してゆく平取町、後継者不足と、大変な時〜私は、農家を大切にして、農協は儲からず・・・農業の従事者が生活が・・・楽になる様にしないと、借金で土地を奪われる状況は、心が痛むもの、それに植林や冶山事業で仕事を作るとか・・・サビたシャッターを人に貸すとかの活性化させるとか・・・函館では、すでにアート関係に1ヶ月は、町あるいは借主で負担を借主に出し、その後、週報で情報流し、そのまま借りる場合貸し出したり、ワークショップや生花、ダンス、お茶会、展示会と貸し出しています。
閉店した店の広さなど広報に出すとか、絵画展など・・・をしています。当会も展示会に使わして貰ってます。
売り上げの1割〜2割を、庁に納めるとか、平取町もどうですか??森を守る為にも植林の仕事を与えてください。

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